短期でがっつり稼ぎたい、憧れの島生活や雪国生活を堪能してみたい…など魅力がたっぷりなリゾートバイト。
様々な業種がある中で未経験でも始められるホールスタッフのリゾバは一番人気のポジションになっています。
「飲食店の接客経験はあるけど、普通のホールスタッフとの違いはあるの?」という疑問に答えるべく、
今回は沖縄の離島で約8ヶ月間、バイキングレストランでホールスタッフをしていた友人のYちゃんを直撃インタビューしてみました。実際にリゾバで働いていたからこそのリアルな声を参考にしてみてくださいね。
リゾートバイトのバイキングの仕事内容
- 清掃
- 接客
- レジ管理
- ドリンク作り
- 仕込み手伝い
通常の飲食店と比べて、食べ放題システムの飲食店では「食事量が多い」「オーダー回数が多い」ことが特徴的です。
大量の食事オーダーがあるため、ホールスタッフであってもオープン前や賑わっていない時間帯は、キッチンのスタッフに混ざって仕込みを手伝うのが当たり前になっています。
逆に、プランが決まっていて金額が固定されているのでレジの対応は比較的簡単。リゾバを開始して数週間後にはレジ打ちを任されることも多くなっています。
バイキングの接客の流れは、
- 席にご案内
- バイキングの説明
- お皿やトレイを片付ける
この3つだけなので慣れればかなり楽なお仕事だと思います。
リゾートバイトのホールスタッフの仕事内容
- 清掃
- 接客
- レジ管理
- ドリンク作り
- 仕込み手伝い
通常のアルバイトに比べて接客以外にも、キッチンで仕込みの手伝いをしたり、レジ業務まで任されることが多いバイキング・食べ放題レストランのホールスタッフ。
とくに個人経営の飲食店チェーン店舗などでは「人手が足りないのでリゾートバイトを雇う」という状況があるところも。
その場合は「キッチン・ホールの業務の垣根を超えてみんなで営業を乗り切るぞ!」といった雰囲気が強い特徴もあります。
リゾートバイトのバイキング・レストランのホールスタッフの3つのつらい点
- 派遣社員の肩身の狭さがストレス
- プライベートでも周りの目を気にする必要あり
- 時間にルーズな離島ではラストオーダーはないようなもの
1.リゾートバイトの肩身の狭さがストレス…
沖縄に限らず派遣されて働く肩身の狭さが個人経営系飲食店にはあります。これは同じ環境を体験した人々では「あるある」とも言える内容なんですよ。
もちろん優しい社長や、いつも親身になってくれる沖縄の人間性も感じることができます。
でもいざ仕事となると「どうせ辞めるんだろう」という感じで接されて寂しい気持ちになることも。まずは「任された仕事をきっちりこなす」ことが、リゾバスタートの第一歩とも言えますね。
2.顔を出す仕事なので、プライベートでも周りの目を気にしなければならない
ホールスタッフの仕事で共通して言えるデメリットとして「地元客に顔が知れ渡る」という点があります。
例えばお客様に「お姉さん見たことあるよ」「昨日〇〇で飲んでたでしょ」「先週ビーチでデートしてた?」など声をかけられることは日常茶飯事。
プライベートでも「どこで誰が見ているかわからない」という不安から開放的に楽しむことが難しくなってしまうことも。
特に食べ放題などのバイキングは、忘年会や学祭の打ち上げなど、大きな地元イベント向けに使われることが多いので、特に地元との繋がりが深くなりやすい特徴もあります。
3.時間にルーズな離島では、ラストオーダーや閉店時間なんてないようなもの!?
時間にルーズな沖縄地方の風潮が、仕事をする上でも影響していることをご存知ですか?
予約時間に間に合わせて集まるお客様も少ないので、自動的にスタートが遅くなり、それに合わせてこちらもラストオーダーを伸ばしてあげたり、閉店時間も伸ばして営業することも日常茶飯事。
お客様のためとはいえ、毎日多忙なリゾバ生活の中で「いつまで経っても終わりが見えない営業」が連続続くと、しんどい気持ちになってしまいますよね…
リゾートバイトのバイキング・レストランのホールスタッフの3つの楽しい点(メリット)
- 同僚が多いので仲良くなりやすい
- 日常生活で困った時には助けてもらえる
- 個人経営の飲食店は社長や幹部との距離が近く、経営の勉強にもなる
1.同僚が多いので仲良くなりやすい
職場の同僚との写真
レストランホールやバイキングはリゾートバイトの中で最も同僚が多い職種でもあります。なので、Yちゃんの職場にも派遣さんが複数人いたのですぐに仲良くなれたそうです。
きっかけは仕事の話から広がって、仲良くなって行くという感じ。バイキングの会場は100〜300人ほどのキャパシティーなので協力して仕事を進める必要があります。
こうした忙しい職場を一緒に乗り切ると自然と一体感が生まれていつの間にか仲良くなくれるのもリゾバの良い点ですよね。
2.仲良くなった地元客の方々には、日常生活で困った時には助けてもらえることも
飲食店の中でも「食べ放題レストラン」というジャンルは、ホテルなどのレストランと比べて「地元客が多い」という特徴があります。
例えば接客中に「私今月から島の生活を始めたんですよ〜」と地元客の方々にお話すれば「車がないと生活用品も買いに行けんだろ、明日メイクマン(島に唯一あるホームセンター)行くけど乗ってくか?」と、声をかけてくれるのが沖縄ならでは。
それほどまでに、沖縄の方々は親切なんです。
自分から「次の休みシュノーケリングいきたいと思ってて!」といえば「そうか!そうか!」と色々な人が情報を教えてくれたり、ご友人に安く船を出してくれるように連絡してくれるお客様もいますよ。
3.個人経営の飲食店は社長や幹部との距離が近く、経営の勉強にもなる
例えば「将来は自分も飲食店を経営してみたい」など夢があるなら、沖縄離島の飲食店は勉強するのにもぴったり!社長や幹部と距離が近く、お休みの日にはみんなを遊びに連れて行ってくれる会社が多いので、近くで様々な相談をさせてもらえます。
個人経営でのリゾバは、運が良ければ正社員メンバー同様に予算や仕入れなどの話し合いにも参加させてもらえることもありますよ。
リゾバのレストランホール・バイキングの一日の流れ
- 09:40 起床
- 10:00 出勤。テーブルセットや清掃を開始
- 11:00 看板出しをしてランチタイムスタート
- 14:00 ランチタイムラストオーダー/ランチタイムクローズ作業
- 15:00 中休憩
- 16:00 ディナータイムのオープン作業・仕込み手伝い・宴会準備など
- 19:00 賄い休憩(30分)
- 22:00 ラストオーダー・閉店作業・清掃・翌日ランチ準備など
- 24:00 帰宅
ディナータイムのみのシフトになる場合もありますが、基本は以上のタイムスケジュールで業務が進みます。
一番の忙しさを見せるのは「打ち上げなどの宴会がある際のディナーオープン前準備」。
宴会では100〜300名のお客様が集まるので、とにかく準備がてんこ盛り!キッチン・ホールスタッフどちらの垣根を超えて、宴会スタートに間に合うように団結して準備をしていきます。
ディナータイムが終わった後は、片付けとレジ締め。宴会がある場合は2〜3時間閉店作業が続くので注意が必要ですよ。
レストランホール・バイキングの給料・月収事情
レストランホール・バイキングの給料 | |
時給 | 800円 (深夜時給100円UP) |
手取り月収 | 10万円前後 |
労働時間 | 1日10時間 |
残業 | 週3日以上、1日2〜3時間 |
沖縄離島内では、時給800円でリゾバができるのは良い方ではありますが、ワンルームマンションの寮費が3万円かかってしまうため手取り月給としては低めになっています。
バイキングのレストランということで、仕込み作業が多いことから、キッチン・ホールの垣根なく働くことになるホールスタッフ業務。
しかし時給としては、仕事量の割に低めになってしまっているので、割に合わず辞めてしまうリゾバスタッフも多いそうです。
まとめ
数あるホールスタッフの中でも準備に追われることが多いレストランホール・バイキングのホールスタッフは、キッチンの仕事を手伝うことも日常茶飯事。
さらに沖縄離島エリアでの仕事では「うちな〜タイム」や「コミュニティを大切にする文化」が強いことから、時間やルールを超えた接客対応ができることもとても重要です。
硬すぎたり、真面目すぎる考え方では空回りするので、キチキチとした決め事で動くのでなく「いい意味で適当」にこなすことで仕事環境に馴染みましょう。
「いつでも臨機対応に仕事をすること」をモットーに、お客様と接客を楽しみ、キッチンスタッフとも連携をとってリゾバをしてみてくださいね♪