一番左が私
こんにちは。2018年4月から2018年10月に グッドマンサービス を利用してホテルの宴会(配膳)バイトをしていたナオヤです。
ホテルのお仕事というと「きつい」や「激務」「難しい」といったイメージを持つ大学生やフリーターも多いと思います。
そこでこの記事では、宴会バイト経験者の私が
などを赤裸々に語っていきます。正直言うとつらい面もある宴会バイトですが、それ以上にこの仕事をしていて本当に良かったなぁと思うこともしばしば。
この記事があなたの一歩を踏み出す一助となれば幸いです。
ホテルの宴会バイトの仕事内容【配膳バイト】
私が勤務していたホテルのロビー
- 朝食準備~営業~片付け
- 昼食準備~営業~片付け(昼食は毎日ではない)
- 夕食準備~営業~片付け
- 貸し切り対応(お客様の要望によって準備内容が異なる)
- 結婚式準備~営業~片付け
持ち場はホテル内の宴会会場、大広間と呼ばれる場所です。
私が勤めたホテルでは、その会場の利用用途が多岐に渡っており、朝は朝食のバイキング会場。昼と夜は、ツアー客など団体のお客様への昼食・夕食会場となります。
時には、結婚式の披露宴会場や企業の懇親会や表彰式の会場など、お客様の希望に沿った会場設営・営業をしていました。
1日の流れ
- 05:00 起床
- 05:30 出勤(バス)
- 06:30 朝食サービス開始
- 10:00 朝食サービス終了+片付け開始
- 12:00 片付け及び、午後の準備を一旦終了
- 12:00〜休憩(休憩時間は日によって異なる。30分~4時間とかなり幅広い。)
- 16:00 夕食の営業準備開始
- 18:00 営業開始
- 20:00 営業終了+片付け及び、翌日の朝食準備開始
- 21:30 帰宅
ポイント
最もピークで多忙だった時は、夜中の1時過ぎまでかかったこともありました。
ホテルの宴会バイト・配膳バイトのきつい点【評判】
1.力仕事が多い
何もするにも手作業で行うため想像以上にしんどいです。
例えば、朝食のバイキング会場は朝食用のレイアウトなので、夜の宴会や結婚式には当然使いまわしができません。なので、
- 数百あるテーブルと椅子を一旦すべて移動
- 会場を空っぽにして夜の準備
- 夜の営業が終わったら片付け
- 移動したテーブルと椅子を戻して朝食の準備
をするというイメージです。人数が揃っていなければ永遠に終わりません。
私の経験では、1日のほとんどの時間を準備に使っていましたし、準備・片付け80%:営業20%くらいの感覚です。
ここがきつい
とくに男性陣は、常に動いていて、常になにかしらを持って移動させています。
2.常駐スタッフの数が足りない
宴会スタッフはめちゃくちゃ稼げるけど、めちゃくちゃきついと有名な職種です。実際に派遣会社の担当者にもそのように紹介されました。
それもあってか、宴会部署は社員2名とリゾートバイトスタッフわずか3名。それ以外は日雇いの派遣スタッフで補う形をとっていました。
人手不足のせいでいくら頑張ってもお客様の満足を得られなかったり、残業が続いてしまう原因にもなっていました。
ここがきつい
仕事量が現場の人数と釣り合わないことがよくありました。
3.毎日ルーティーンが異なる
ホテル内の結婚式場
「通常宴会」と言われる、一般的な宴会内容であれば難しいことはありませんが、結婚式や企業の懇親会など、内容によって会場レイアウトから提供する料理や飲み物も変わるので、その都度覚える必要が出てきます。
そして、精神的にきついのが「作業完了に、どれくらい時間がかかるか不明」な点。働き始めて数ヶ月程度では、会場の完成レイアウトが頭に描かれないので、あとなにをどのようにしたら終わるのかがわかりません。
ここがきつい
終わりが見えない中での作業は、もう少しだから頑張ろうという気持ちが湧き出てきません。
ホテルの宴会バイト・配膳バイトの楽しい点【評判】
1.働く時間が長くて稼げる
最も稼げた時で手取り27万円。これだけ稼げるリゾートバイトは仲居と宴会スタッフくらいでしょう。
私の1日のMAX労働時間は17時間30分。他部署は残業含め、10時間以上働けば長時間という認識でした。月にすると単純計算で60時間以上違うことになります。
2.一緒に働くスタッフの数が多い
ホテルの厨房での写真
常駐しているスタッフは少なかったですが、現地の派遣スタッフとキッチンスタッフを合わせれば、総勢40~50人規模の部署で他部署よりもはるかに、出会いが多い部署でした。
5人程度の少数部署で、人と合わなくて苦労する環境に比べれば、これだけ人数がいれば、合わない人がいる分、合う人もいるので、きつくても友達に救われる面は多々あります。
実際私は、現地で仲良くなった数人(5人以上)と契約期間が終わってからも連絡を取り合っています。苦労を共にした人の方が、関係が深くなるのかもしれませんね。
3.丁寧さよりもスピード重視で良い
丁寧さが不要という意味ではありません。宴会ですので夫婦やカップルでしっぽりと食事を楽しむ場ではなく、盛り上がっていこうという場です。
料理の説明は当然することがルールですが、お酒が進むにつれて、みんな席を移動をし始めたり、席にいても会話で盛り上がっていて、誰もこちらの説明を聞いていない状態になっていきます。そういう時に、わざわざ会話を止めてまで説明をする必要はありません。
ポイント
そういう意味では、接客のレベルが低くてもあまり気にする必要はありません。
ホテルの宴会(配膳)バイトを上手に行うための3つのコツ
同僚との1枚
1.人間関係の構築
主な指導係の人がついてくれることが一般的ですが、宴会部署は仕事場が広いので、なにか確認したいことがあった時に、指導係の人が見つからないこともよくあります。知っている人であれば誰に確認しても良いことなので、自分が仕事しやすいような環作りは大切です。
作業分担されていることもあるので、このことはこの人に聞くと早い。というようなルートも理解できると、さらに仕事がスムーズに進められます。
2.料理の内容を早く覚える
料理出しは毎回の営業で必ずすることなので、この作業ひとつ任せられるだけでも十分戦力になります。あまり難しいことをやろうとせず、誰でもできそうなことを無難にできるようになっている方が重宝されます。
基本的に指示に従うしかない仕事は覚えようとしても仕方が無いので、とにかく身近で活かせることを少しずつクリアするのがベストです。
3.歩きやすい・足に負担の少ない靴を用意すること
1日中革靴での立ち仕事自体が厳しいもの。少々金額が高くても、なるべく負担軽減として作られている靴を購入することをおすすめします。
ちなみに、私は準備や片付けの時間は革靴を脱いで、スニーカーに履き替えて作業していました。ホテルや責任者の考え方によってNGの場所もあるかもしれませんが、許される環境であれば、こうすることで疲労軽減に大きく役立ちます。
ホテルの宴会バイト・配膳バイトの給料事情
9日分の給料明細
ホテルの宴会バイト・配膳バイトの給料事情 | |
手取り | 27万円 |
出勤日数 | 22日 |
出勤時間 | 176時間 |
残業時間 | 約100時間 |
基本給 | 17万6千円 |
残業手当 | 約10万円 |
深夜手当 | 約3万円 |
所得税 | 約8千円 |
雇用保険 | 約2千円 |
その他、健康保険や厚生年金で2万円以上の徴収がかかります。
手取り27万円を稼げたのはリゾートバイト派遣会社である グッドマンサービス を利用したのも大きな理由です。稼ぎたい人は登録しておくといいですよ。
【Q&A】宴会バイト経験者が赤裸々に回答
Q:人間関係はどんな感じでしょうか。
私がいた宴会部署の人間関係は、正直なところ「かなり悪かった」です。
ただし、人の入れ替えが多い業界。私が在籍していた時の話なので、今はもうすっかり変化しているかもしれません。
Q:気をつけなくてはいけないことはありますか?
当たり前のことを当たり前にやることです。
例えば、
- 寝坊しない
- 遅刻はしない
- 挨拶をしっかりする
など。つまらないことで評価を下げないように注意しましょう。
Q:バイト経験が全くないのですが、できる仕事内容でしょうか。
問題ありません。
ホテルマンとしての振る舞い、高いサービスレベルよりも、体力が求められる環境です。元気で健康であればOK。
Q:年齢層とおおよその割合
- 20代:2割
- 30代:3割
- 40代:2割
- 50代:2割
- 60代:1割
20代~60代まで幅広かったですが、30代後半以降の人が多く在籍していました。
Q:男女比を教えてください。
ちょうど半々くらいだった印象ですが、少々女性の方が多かったかもしれません。
Q:OKな髪型と髪色を教えてください。
OKな髪色 | OKな髪型 | |
男性 | 黒髪のみ | 長くてもオールバックならOK |
女性 | 黒髪 or 茶髪 | 長い人はお団子にする |
まとめ
繁忙期の宴会部署での勤務は、まさに激務と呼ぶにふさわしい環境ですが、決められた期間でしっかりお金を作りたい人にとっては、それが叶う部署になるでしょう。
一方で、かなり過酷な環境なので覚悟は必要です。私がいた時の責任者は、バイトは週休2日を徹底してくれていたので、まだマシな方かもしれません。週休1日もよく聞くので。
この記事を読んで、やり切る覚悟が出ない人は他部署に応募するといいですよ。